ANAアメリカン・エキスプレス・カード

ANAマイル特化だが実質年14,300円——コスト回収できる利用頻度が前提
編集部評価
年会費7,700円(税込)のANAマイル特化型カードだが、貯めたポイントをANAマイルへ移行するには「ポイント移行コース」(年間参加費6,600円・税込)への別途登録が必須となる。この2つを合算した実質負担は年間14,300円(税込)であり、ANAを頻繁に利用しない場合はコスト回収が難しい。
一方、ANAグループでの利用では通常の1.5倍のポイントが貯まり、入会・継続時にそれぞれ1,000マイルのボーナスも付与される。「ANAカードマイルプラス」加盟店では通常ポイントに加えてマイルが100円につき1マイル自動積算されるため、対象加盟店を日常的に使うユーザーには実質的な還元率の底上げが期待できる。
ポイント移行コースに登録するとポイント有効期限が無期限になる点も、長期的にマイルを積み上げる戦略と相性がよい。
付帯保険は海外旅行傷害保険(最高3,000万円・利用付帯)、国内旅行傷害保険(最高2,000万円・利用付帯)、ショッピング・プロテクション(購入後90日・年間最高200万円)、オンライン不正利用補償が揃っており、旅行時の基本的な備えとしては十分な水準だ。
向いている人
ANAフライトを年に複数回利用し、ANAグループでの支出が多い人に向く。
入会・継続ボーナスの年間2,000マイルと、ANAグループ利用時の1.5倍ポイントを組み合わせることで、実質負担14,300円(税込)に見合うマイルを積み上げやすい。
家族カード(年会費2,750円・税込)を追加して家族全員の利用分を1アカウントに集約する使い方も、マイル到達を早める手段として有効だ。また、ANAカードマイルプラス加盟店を日常的に利用している人は、ポイントとマイルの二重取りによって還元効率をさらに高められる。
注意点
ANAマイルへの移行を前提とするなら、ポイント移行コース(年6,600円・税込)への登録は事実上避けられず、カード年会費との合計は年14,300円(税込)になる。ANAをほとんど利用しない場合、この費用を還元で回収するのは現実的でない。
また、通常の買い物は100円につき1ポイントが基本だが、利用先によっては200円につき1ポイントまたはポイント加算対象外となるケースがある。
旅行傷害保険は自動付帯ではなく利用付帯のため、旅行代金をこのカードで決済することが補償の条件となる。
- ANAグループでの航空券・旅行商品購入は通常の1.5倍ポイント。入会・継続時に各1,000マイルのボーナスも毎年確実に積み上がる。
- ANAカードマイルプラス加盟店では通常ポイントに加えてマイルが100円につき1マイル自動積算され、実質的な還元率が上乗せされる。
- ポイント移行コース(年6,600円・税込)への登録が必須で、カード年会費との合計は年14,300円(税込)。ANAをあまり使わない人はコスト回収が難しい。
- 海外・国内旅行傷害保険はいずれも利用付帯のため、旅行代金をこのカードで支払わないと補償が適用されない点に注意が必要。
特徴
年会費とカードの位置づけ
年会費は7,700円(税込)、家族カードは1枚2,750円(税込)。ANAマイルを日常の買い物から効率よく貯めることに特化したカードで、
2026年9月2日にカードデザインがリニューアルされたが、年会費・特典・サービスに変更はない。
ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カードやプレミアム・カードへのステップアップを見据えた入門ポジションに位置する。
ポイント積算とマイル還元の仕組み
通常の買い物・携帯電話料金・インターネット料金など幅広い支出で100円につき1ポイントが貯まる。
ただし、利用先によってはポイント加算対象外または200円につき1ポイントとなる場合があり、100円未満の明細にはポイントが加算されない点に注意が必要だ。
貯まったポイントをANAマイルへ移行するには「ポイント移行コース」(年間参加費6,600円・税込、2年目以降自動更新)への登録が必須で、1,000ポイント単位で1,000マイルに移行できる。
ゴールド・カードやプレミアム・カードと異なり、このコースへの登録なしではマイル移行ができない点が本カード固有の条件となる。
移行コースに登録するとポイント有効期限が無期限になるメリットもある。未登録の場合、ポイント有効期限は最長3年。
ANAグループ利用でのボーナスポイント
ANAの航空券・旅行商品の購入、機内販売・通信販売など、ANAグループでカードを利用すると通常の1.5倍のポイントが貯まる。
さらに「ANAカードマイルプラス」加盟店での利用または対象商品の購入では、通常ポイントに加えてANAマイレージクラブのマイルが100円につき1マイル自動積算される仕組みも用意されている。
入会・継続ボーナスマイル
カード入会時に1,000マイル、毎年の継続時にも1,000マイルが付与される。継続ボーナスは年会費を指定期日までに支払った場合に、年会費支払い月の翌月末頃までに加算される。
付帯保険とセキュリティ
旅行先での怪我や所持品盗難に対応する旅行傷害保険が付帯する。
ショッピング・プロテクションは国内外問わずカードで購入したほとんどの商品について購入後90日間の破損・盗難などの損害を補償する。
オンライン・プロテクションはオンラインショッピングでの不正利用時にご利用金額を補償し、不正使用が発覚しても金額負担がない。
不正使用検知システムによる常時モニタリング、American Express SafeKey®による本人認証、紛失・盗難時の無料カード再発行にも対応している。
決済対応と電子マネー
タッチ決済に対応しており、カードの受け渡しや暗証番号の入力なしで非接触決済が完了する。
なお、楽天Edyの付帯は2025年4月以降に発送されたカードより終了しており、新規申込者には付帯されない。
特典・優待
入会・継続ボーナスマイル
入会時に1,000マイル、毎年のカード継続時にも1,000マイルが付与される。継続ボーナスは年会費を指定期日までに支払った場合に限り加算され、年会費支払い月の翌月末頃までにマイルが反映される。
年会費を支払い続ける限り毎年確実に1,000マイルが積み上がる仕組みだ。
ANAグループ利用ボーナスポイント
ANAの航空券・旅行商品の購入、機内販売・通信販売など、ANAグループでのカード利用では通常の1.5倍のポイントが貯まる。ANAを頻繁に利用するユーザーにとって、フライト前後の関連支出をこのカードに集約することでポイント効率が高まる。
ANAカードマイルプラス加盟店でのマイル二重取り
「ANAカードマイルプラス」加盟店での利用または対象商品の購入では、通常のポイントに加えてANAマイレージクラブのマイルが100円につき1マイル自動的に積算される。通常ポイントとマイルの二重取りが可能な仕組みで、対象加盟店での利用時は実質的な還元率が向上する。
ポイント移行コースと有効期限管理
ANAマイルへのポイント移行には「ポイント移行コース」(年間参加費6,600円・税込)への登録が必須。
登録することで①ANAマイルへの移行が可能になる、②ポイント有効期限が無期限になる、③ポイント利用時の交換レートがアップする、という3つのメリットが得られる。
移行は1,000ポイント単位で1,000マイルに交換でき、1日1回まで実行可能。未登録の場合はポイント有効期限が最長3年となるため、マイルを目的に保有するなら実質的にコース登録が前提となる。
年会費7,700円(税込)にコース参加費6,600円(税込)を加えた実質負担は年間14,300円(税込)となる点を踏まえて判断したい。
旅行・トラベルサービス優待
アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン、Expedia、一休.com、アップルワールド.comの優待が利用可能。
空港から自宅間の手荷物無料宅配サービス、大型手荷物宅配優待特典、空港ラウンジ、空港クロークサービスも付帯しており、出発前後の空港での利便性を高める特典が揃っている。
ポイントの多様な利用方法
貯まったポイントはANAマイルへの移行以外にも活用できる。
カード決済時にポイントで直接支払う「ポイントでお買い物」、決済後にオンラインサービスまたはアプリからカード利用代金にポイントを充当する「ポイントで後払い」、500種類以上のアイテム・商品券・Eクーポン・アメリカン・エキスプレス®オリジナルアイテムへの交換も選択できる。
ただし、一度申し込んだアイテム・商品券・Eクーポンはキャンセルおよび変更不可。アイテム交換は受け付け後通常約2週間で発送されるが、在庫状況によっては1か月以上かかる場合もある。
Eクーポンは交換完了後に表示されるクーポン番号を使用する形式で、配送での届けはない。
家族カードによるポイント集約
家族カード(年会費2,750円・税込)を発行すると、基本カード会員と同様の特典・サービスを家族も利用でき、家族全員の利用分のポイントを1つのアカウントに集約して効率よくマイルを貯められる。
関連するカード・おすすめ記事
付帯保険の詳細
海外旅行傷害保険
海外旅行傷害保険は最高3,000万円が利用付帯されています。
傷害死亡・後遺障害:最高3,000万円(家族特約:最高1,000万円)
傷害治療・疾病治療:100万円(家族特約:100万円)
賠償責任:3,000万円(家族特約:3,000万円)
救援者費用:200万円(家族特約:200万円)
利用付帯となるため、旅行代金をカード決済した場合に補償対象となります。
国内旅行傷害保険
海外旅行傷害保険は最高2,000万円が利用付帯されています。
傷害死亡・後遺障害:最高2,000万円(家族特約:最高1,000万円)
利用付帯となるため、旅行代金をカード決済した場合に補償対象となります。
ショッピング保険(ショッピング・プロテクション)
年間最高200万円までの動産総合保険が付帯されています。購入日から90日以内の破損・盗難などが補償対象です。
免責金額は1事故につき10,000円となります。
オンライン不正利用補償(オンライン・プロテクション)
オンライン・プロテクションが付帯しています。オンラインショッピングで不正利用された場合、その利用金額が補償されます。万一、不正使用が発覚しても自己負担額はありません。
航空便遅延補償
付帯なし
不正利用検知・セキュリティ
保険ではありませんが、セキュリティ面では以下の仕組みが備わっています。
不正使用検知システムにより、利用状況を常時モニタリングし不正利用を未然に防止します。
American Express SafeKey®により、オンラインショッピング決済時に本人認証を実施します。
カードの紛失・盗難時は、直ちに無効手続きと新カードの再発行手続き(無料)が行われます。
ポイントシステム
基本ポイント還元
日常のお買い物、毎月の携帯電話料金、インターネット料金など、幅広い利用で100円につき1ポイントが貯まります。
ただし、利用内容によってはポイント加算対象外、または200円につき1ポイントとなる場合があります。また、1回の利用明細が100円未満の場合はポイントが加算されません。
ANAグループ利用でボーナスポイント
ANAの航空券・旅行商品の購入、機内販売・通信販売などANAグループでのカード利用では通常の1.5倍のポイントが貯まります。
さらに、ANAグループ便への搭乗ごとに通常のフライトマイルに加えて区間ごとの割増ボーナスマイルも付与されます。
ANAカードマイルプラス加盟店
「ANAカードマイルプラス」加盟店での利用または対象商品の購入では、通常のポイントに加えて、ANAマイレージクラブのマイルが100円につき1マイルで自動的に積算されます。
通常ポイントとマイルの二重取りができる点が特徴です。
入会・継続ボーナスマイル
カード入会時に1,000マイル、カード継続時にも毎年1,000マイルがプレゼントされます。継続ボーナスは年会費を指定期日までに支払った場合に、年会費支払い月の翌月末頃までに加算されます。
ポイント有効期限
通常のポイント有効期限は最長3年です。ただし、後述のポイント移行コース(有料)に登録すると、ポイントの有効期限が無期限になります。ANAマイルへの移行を長期的に計画している場合は、移行コースへの登録が実質必須となります。
ANAマイルへの移行(ポイント移行コース)
貯めたポイントをANAマイルに移行するには、ポイント移行コース(年間参加費6,600円・税込、2年目以降自動更新)への登録が必要です。ゴールド・カードやプレミアム・カードとは異なり、一般カードでは登録なしにマイル移行はできません。
移行レートは1,000ポイント→1,000マイルで、1,000ポイント単位・1日1回まで移行できます。
移行コースに登録すると、マイル移行が可能になるほか、ポイント有効期限の無期限化、ポイント利用時の交換レートアップという3つの特典が得られます。
ポイントのその他の利用方法
マイル移行以外にも、以下の方法でポイントを活用できます。
カード決済時にポイントで支払う(リアルタイム充当)
カード決済後にオンラインサービスまたはアプリからポイントを利用代金に充当する(後払い)
500種類以上のアイテム、商品券、Eクーポン、アメリカン・エキスプレスのオリジナルアイテムなどに交換する
なお、アイテム交換は受け付け後通常約2週間で発送されますが、在庫状況によっては1か月以上かかる場合があります。一度申し込んだアイテム・商品券・Eクーポンのキャンセルや変更はできないため注意が必要です。
よくある質問
ANAアメリカン・エキスプレス®・カードはどんな人に向いていますか?
ANAをメインに利用する旅行者で、日常の買い物もANAマイルに集約したい人に向いています。
100円につき1ポイントが貯まり、1,000ポイント=1,000マイルで移行できるため、マイル換算率は実質1%。ANAグループ(航空券・旅行商品・機内販売など)での利用は通常の1.5倍ポイントが加算されるため、ANA便を頻繁に使う人ほど恩恵が大きくなります。
入会・継続のたびに各1,000マイルのボーナスも付与されるため、継続利用でマイルを積み上げたい人にも適しています。
家族カードを2,750円(税込)で追加でき、家族全員の利用分をまとめてマイルに変換できる点も魅力です。
ANAアメリカン・エキスプレス®・カードの注意点は何ですか?
最も重要な注意点は、ANAマイルへのポイント移行には「ポイント移行コース」(年間参加費6,600円・税込)への別途登録が必須な点です。カード年会費7,700円(税込)と合わせると年間コストは14,300円(税込)になります。
このコースに登録しない場合、ポイントはANAマイルに移行できず、有効期限も最長3年に制限されます。また、一部の利用ではポイントが加算対象外または200円=1ポイントに下がるケースがあり、100円未満の明細にはポイントが付きません。
楽天Edyは2025年4月以降発送のカードから付帯が終了しているため、Edy利用を前提にしている場合は注意が必要です。
ANAアメリカン・エキスプレス®・カードの年会費と還元率はどう見ればよいですか?
カード年会費は7,700円(税込)ですが、ANAマイルへ移行するにはポイント移行コース(年6,600円・税込)への登録が必要なため、マイルを貯める目的で使う場合の実質年間コストは14,300円(税込)です。
基本の還元率は100円=1ポイント→1,000ポイント=1,000マイルで実質1%。ANAグループ利用では1.5倍になるため最大1.5%相当になります。
入会・継続ボーナスの各1,000マイルを加味すると、年間利用額が多いほどコストを回収しやすくなります。ANAマイルの価値は使い方によって異なりますが、特典航空券に充当した場合に高い価値が出やすいため、マイルの使い道を明確にしたうえでコスト対効果を判断することが重要です。
ANAアメリカン・エキスプレス®・カードを他カードと比較するポイントは?
比較時に確認すべき主なポイントは4つです。
マイル移行コストの有無:本カードはポイント移行コース(年6,600円・税込)が必須ですが、ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カードやプレミアム・カードは登録不要でマイル移行が可能です。年会費が高くなる上位カードとの総コスト比較が有効です。
ANAグループ以外での還元率:基本1%は標準的な水準ですが、特定加盟店でのボーナスや他社提携カードとの差異を確認してください。
付帯保険の充実度:旅行傷害保険やショッピング・プロテクション(購入後90日補償)は付帯していますが、補償金額の詳細は公式で要確認です。
電子マネー対応:楽天Edyは新規発行カードでは付帯終了済みのため、電子マネーとの連携を重視する場合は他の選択肢も検討してください。
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詳細情報
基本情報
| 年会費 | 7,700円(税込) |
| 基本還元率 | 1.0%(100円=1ポイント、1ポイント=1マイル) |
| 国際ブランド | American Express® |
| 申込条件 | 20歳以上。パート・アルバイトの方の申込みはお受けできません。 |
| 発行期間 | 1~2週間程度 |
| 利用限度額 | 一律の制限なし |
ポイント還元
| 基本還元 | 100円=1ポイント(一部200円=1ポイントまたは対象外の場合あり) |
| 特約店還元 | ANAグループ利用で通常の1.5倍ポイント/ANAカードマイルプラス加盟店で100円=1マイル追加積算 |
| ボーナス | 入会時1,000マイル・毎年継続時1,000マイル |
| 交換先 | ANAマイル(1,000ポイント=1,000マイル、ポイント移行コース登録必須・年6,600円・税込) |
| 有効期限 | 最長3年(ポイント移行コース登録で無期限) |



