JCBが訪日外国人向けアプリ「MyJapan+ by JCB」を台湾で提供開始|インバウンド強化の新戦略
JCBは2026年6月より、訪日JCB会員向けアプリ「MyJapan+ by JCB」を台湾で提供開始します。優待クーポンやeSIM提供、AIコンシェルジュ機能など、訪日旅行者の体験を丸ごとサポートする訪日特化型アプリの全貌を解説します。

JCBが訪日外国人向けアプリ「MyJapan+ by JCB」を台湾でリリース
日本発唯一の国際カードブランドを運営する株式会社ジェーシービー(JCB)は、2026年6月より、訪日JCB会員向けの訪日特化型アプリ「MyJapan+ by JCB」を台湾で提供開始します。
このアプリは、訪日前の旅行計画から滞在中の店舗利用まで、JCB会員一人ひとりに最適化されたサービスを届けることを目的に開発されました。台湾を皮切りに、今後は東アジア・ASEANの各国・地域へと順次展開が予定されています。
なぜ今、訪日向けアプリが必要なのか
JCBはこれまで、東アジアやASEANを中心に海外会員数3,800万人超を誇り、インバウンド市場での存在感を高めてきました。2025年には台湾からの訪日者の約3人に1人がJCBを利用するまでに成長しています(JCB調べ)。
しかし、大都市から地方への旅行分散や、モノ消費からコト消費へのシフトなど、インバウンド市場の変化が加速する中で、訪日JCB会員と直接コミュニケーションを取る手段が不足しており、日本の加盟店への送客機会を十分に活かしきれていないという課題がありました。
こうした背景から、「ほしいタイミング」に「ほしい情報」を届けるコミュニケーションツールとして、「MyJapan+ by JCB」が誕生しました。
「MyJapan+ by JCB」の3つの主要機能
①お得機能
アプリ会員限定の優待・クーポン・キャンペーンを提供します。また、KDDI・KDDI Digital Life社が提供する高品質eSIM「Japan SIM」を格安で利用できる点も大きな魅力です。訪日前に通信環境を手軽に整えられるため、旅行者にとって実用的なサービスとなっています。
②サポート機能
株式会社Paykeが提供するバーコードスキャン機能を搭載し、商品の詳細情報や口コミ評価をその場で確認できます。さらに、旅行をより楽しむためのコラム配信や、旅行計画・レストラン検索など他社サービスへの遷移機能も備えており、旅中のあらゆる行動をサポートします。
③コンシェルジュ機能
アプリ内での行動データをもとに顧客ニーズを予測し、最適な優待情報や旅行情報をパーソナライズして提案します。トレジャーデータ株式会社が提供するエージェンティック・エクスペリエンス・プラットフォーム「Treasure AI」を活用し、統合データに基づく高精度な提案を実現しています。
リリース記念キャンペーンも実施予定
アプリのリリースに合わせて、以下の2つのキャンペーンが開始予定です。
アプリ限定10%キャッシュバックキャンペーン
Japan SIM半額キャンペーン
台湾現地でのデジタル広告・KOL施策・PRイベントや、JCBカードを発行している現地銀行のチャネルを通じた既存会員への告知を組み合わせ、初年度台湾で30万ダウンロードを目指すとしています。
共創パートナーとの連携で進化するプラットフォーム
「MyJapan+ by JCB」は、以下の共創パートナーとの連携によって成り立っています。
KDDI株式会社/KDDI Digital Life株式会社:訪日客向け高品質eSIM「Japan SIM」を提供
株式会社Payke:累計550万ダウンロード超のインバウンド特化型ショッピングガイドアプリの知見・機能を提供。訪日台湾人の約10人に1人が利用する実績を持つ
トレジャーデータ株式会社:AIを活用したエクスペリエンスプラットフォーム「Treasure AI」でコンシェルジュ機能を支援
JCBは今後も新たなパートナーとの連携を拡充し、訪日旅行者へのメリットをさらに広げていく方針です。
日本の消費拡大・地域経済活性化への貢献を目指す
JCBは本アプリを、訪日旅行者と日本の加盟店をつなぐプラットフォームと位置づけています。今後のアップデートでは、オリジナルの「食」の予約機能の搭載や、AIを活用したコンシェルジュ機能のさらなる進化も予定されており、訪日旅行者の満足度向上と日本の消費拡大の両立を目指しています。
インバウンド需要が高まり続ける中、JCBカードホルダーである訪日外国人旅行者にとって、「MyJapan+ by JCB」は日本滞在をより豊かにする強力なツールとなりそうです。